「育休を取りたいけど、給料が下がるのが怖い…」
「住宅ローンもあるし、収入が減ったら家計が回らない」
男性育休が当たり前になりつつある今でも、最後の一歩を踏み出せない最大の理由。
それが「お金の不安」ではないでしょうか。
一般的に、育休中の給付金は「給料の67%」と言われています。
「えっ、3割以上も減るの!?」と焦りますよね。
しかし、30代パパであり我が家のCFO(最高財務責任者)を務める私が、電卓を叩いて計算した結論はこうです。
「育休中も、手取りの約8割(〜最大100%)は維持できる」
額面は減りますが、手元に残るお金はそこまで減りません。
今回は、なぜそんな魔法のようなことが起きるのか?
「社会保険料免除」と「非課税」のカラクリを、わかりやすく解説します。
目次
基本を知ろう!育児休業給付金は「給料の67%」
まず、会社から給料は出ませんが、代わりに国(雇用保険)から「育児休業給付金」が支払われます。
- 育休開始〜6ヶ月間: 給料(額面)の 67%
- 6ヶ月経過後〜: 給料(額面)の 50%
「やっぱり67%じゃん。生活レベルを下げなきゃ…」と思うのはまだ早いです。
ここからが、会社員だけに許された「優遇措置(ボーナスタイム)」の始まりです。

実は会社員は手厚い保障があります😊
手取りが減らないカラクリ①「社会保険料が0円になる」
給与明細を見てください。
厚生年金、健康保険、雇用保険…。
結構な金額(額面の約15%ほど)が引かれていませんか?
育休中は、この「社会保険料」が全額免除(0円)になります。
免除されている期間も、「保険料を納めたこと」になっています。つまり、将来の年金額は減りません。一言で言うと最強です。笑

年々上がる社会保険料が育休中は0円になります😊
手取りが減らないカラクリ②「給付金は税金がかからない」
通常、給料からは「所得税」が引かれます。
しかし、育児休業給付金は「収入」ではなく「保険給付」扱いなので、非課税(税金がかからない)です。
- 所得税: 0円
- 翌年の住民税: 今年の年収が減る分、来年の住民税が安くなる節税効果あり。

稼いだお金ではなく、「給付されたお金」なので税金がかからないんですね😊
【シミュレーション】月収30万円のパパの場合
では、実際にどれくらい手元に残るのか計算してみましょう。
(※ボーナスなし、扶養家族等の条件により多少前後します)
【働いている時】
- 額面給与:300,000円
- 天引き(社保・税金):約60,000円
- 手取り:約240,000円
【育休中(最初の6ヶ月)】
- 給付金(67%):201,000円
- 天引き(社保・税金):0円
- 手取り(振込額):201,000円
【比較】
- 差額:マイナス 39,000円
- 維持率:約 84%
どうでしょうか?
「給料が3割減る」のではなく、「手取りで見ると1割ちょっとしか減らない」のです。
さらに、仕事に行かないので以下の出費も減ります。
- ランチ代、飲み会代
- スーツや革靴の消耗費
- 通勤のストレス(プライスレス)
これらを加味すれば、「実質的な生活水準」はほぼ変わらないと言っても過言ではありません。

実はそれほど減ってないのは驚きですよね🤣
【注意点】唯一の落とし穴「住民税」は来る!
「支払いはゼロだ!」と喜ぶ前に、一つだけ注意点があります。
「住民税」だけは、払わなければいけません。
なぜなら、住民税は「去年の年収」に対して課税されるからです。
(※育休中の収入に対しての来年の住民税は安くなりますが、今の支払いは消えません)
- 対策: 会社から「天引きできなくなったから自分で払ってね」と納付書が届くか、会社に立て替えてもらう必要があります。
- アドバイス: 手取りの8割は維持できますが、そこから住民税(月1〜2万程度)を払う現金だけは確保しておきましょう。

「税金が全て免除」ということではないので注意が必要ですね!
【最新情報】「産後パパ育休」なら手取り100%も可能?
さらに朗報です。
2025年時点の制度では、「産後パパ育休(出生時育児休業)」を活用し、一定の条件(※2)を満たすと、給付率が引き上げられ、社会保険料免除と合わせて「実質手取り100%」になる期間があります(最大28日間程度)。
「最初の1ヶ月だけ休みたい」という場合は、金銭的ダメージは完全にゼロになります。
取らない理由がありません。

これは使わないともったいないですよね😊
※1 新制度に関する補足
実は、2025年4月から育休制度がパワーアップしています。両親ともに育休を取得する(※14日以上など条件あり)場合、最大28日間は給付率が「67% → 80%」に引き上げられます。
社会保険料が免除されている状態で80%支給されると、手取り換算では「実質100%(休む前と同じ金額)」になります。
つまり、「最初の1ヶ月は、お給料が減らずに休める」ということです。詳しくは厚生労働省のリーフレットを確認してみてください。
※2 注意点:条件があります
手取り100%になるには、以下の条件を満たす必要があります
- 両親ともに育休を取得すること(パパだけでなくママも取っていること ※ママは産後休業を含む)
- 14日以上の育休を取得すること
この条件さえクリアできれば、パパの最初の28日間は「お金の心配ゼロ」で育休に入れます。

条件はありますが、育休制度が改善されて嬉しいですね😊
まとめ:お金の心配をして、子供との時間を諦めないで
「育休=収入減」というイメージは、半分正解で半分間違いです。
- 額面は減る。
- でも「手取り」は8割以上残る。
- 社会保険料免除という最強の特典がある。
この事実を知っていれば、「お金が心配だから…」と育休を諦める必要はありません。
少しの収入減で、かけがえのない「子供の成長を見守る時間」が手に入ります。
浮いた時間で固定費の見直しなどをすれば、そのマイナス分すら補填できるかもしれませんよ!




















お金周りの話はややこしいですが、理解すれば安心して育休期間を過ごせます😊