子供が生まれたら保険を見直せ!「必要なのは3つだけ」と断言する理由と、教育資金を確実に作る方法

この記事でわかること

・保険に入りすぎてはいけない理由
・子育て世代に本当に必要な保険3選
・実は不要な保険
・浮いたお金の使い道
・筆者が実際入っている保険は?
・保険に詳しく知りたい人向けおすすめ本

「子供が生まれたし、万が一のために保険に入らなきゃ…」
「学資保険ってやっぱり入ったほうがいいの?」

赤ちゃんが生まれると、守るものが増えて不安になりますよね。
その不安につけこんで…いえ、寄り添って(笑)、たくさんの保険の勧誘が来ませんか?

ちょっと待ってください。

言われるがままに保険に入ると、生涯で数百万円、家一軒分のお金をドブに捨てることになるかもしれません。

今回は、生後6ヶ月の娘を持つ我が家が実践している「本当に必要な保険の選び方」を紹介します。

結論から言うと、必要な保険はたった3つ。それ以外は解約(または未加入)でOKです。

浮いたお金をどうするか?

もちろん、子供の教育資金と、家族の楽しい思い出作りに回します!

新米パパくん

保険選びって難しいですよね…😭

なぜ「保険」に入りすぎてはいけないのか?

日本人は世界一の保険好きと言われていますが、実は「人生の5大支出」をご存知でしょうか?

  1. 住宅
  2. 保険
  3. 教育
  4. 老後

そう、保険は家の次に高い買い物なんです。

月2万円の保険でも、30年払えば720万円
ここを削るだけで、大学費用なんて余裕で貯まります。

新米パパくん

家の次に高いというのは驚きですよね…!

そもそも日本には「最強の保険(公的保険)」があります。

  • 高額療養費制度: 手術で100万円かかっても、支払いは月8〜9万円程度で済む。
  • 傷病手当金: 働けなくなっても給料の約2/3が出る。
  • 遺族年金: 夫に万が一があっても、国からお金が出る。

これを知らずに民間の保険に入りすぎるのは、「二重払い」をしているのと同じなんです。

新米パパくん

日本の公的保険は世界一!

子育て世帯に「本当に必要」な3つの保険

確率は低いけれど、起きたら「人生が破綻する(数千万円〜億単位の損害が出る)」ことだけに保険をかけます。

具体的には以下の3つだけです。

1. 生命保険(ただし「掛け捨て」に限る)

一家の大黒柱(パパ・ママ)が亡くなった時、遺族年金だけでは生活費や教育費が足りない場合に備えます。

  • 必要: 定期保険(掛け捨て)、収入保障保険
    • 子供が独立するまでの「期間限定」で、月額2,000円〜3,000円程度で数千万円の保障が買えます。
  • 不要: 終身保険、養老保険
    • 「貯蓄代わりになる」は罠です。手数料が高すぎて、普通に投資信託をした方が増えます。
新米パパくん

貯蓄と保険は「混ぜるな危険」ですね🙌

2. 火災保険

家が燃えたり、台風で壊れたりしたら、貯金では直せませんよね。
賃貸でも持ち家でも必須です。

  • ポイント:
    • 「個人賠償責任特約」を必ずつけてください。
    • 子供がお店の商品を壊した、自転車で人にぶつかった、という時に数千万円〜数億円を守ってくれます。これが月数百円でつけられます。
新米パパくん

火災保険に個人賠償責任特約っていうのがあることを知らない人も多いので要チェックです!(僕も知りませんでした!)

3. 自動車保険(対人・対物無制限)

車を持っているなら必須です。事故の賠償額は億を超えることがあるからです。

  • 必要: ネット型保険で「対人・対物無制限」
  • 不要: 車両保険
    • 厳しいことを言いますが、「車をぶつけて修理代が出せないような高級車」には乗るべきではありません。
    • 車両保険を外すだけで、年間数万円安くなります。その分を貯金しておけば、修理代はまかなえます。
新米パパくん

「対人・対物」はまさに、「発生する確率は小さいけど損失は大きい」という保険で備えるものに当てはまりますね🙌

実はいらなかった!?多くの人が入りがちな保険

以下の保険は、貯金がある程度(生活防衛資金として100〜200万円など)あれば、基本的には不要と言われています。

× 医療保険(入院保険)

「入院1日1万円」とか言いますが、先ほどの「高額療養費制度」があるので、日本の医療費はそこまで高くなりません。

毎月数千円払うくらいなら、その分を「医療費用の貯金」として別口座に入れておいた方が、健康だった時に旅行にも使えます。

新米パパくん

高額療養費制度が優秀すぎるので、知らない人はぜひ調べてみてください!

× 学資保険

「教育資金のため」の定番でしたが、今の低金利時代、返戻率(増える率)が低すぎます。
インフレ(物価上昇)に負けて、実質的に価値が減るリスクすらあります。
教育資金を作るなら、今は「新NISA」一択です。

新米パパくん

いい投資商品に手軽にアクセスできるいい時代になりましたね😊

浮いたお金は「NISA」と「今」に使おう

仮に保険を見直して、月1.5万円ほど固定費が安くなったとします。
年間18万円。18年で324万円です。

これをただ貯金するのではなく、

  • 半分は新NISAで運用(将来の学費へ)
  • 半分は家族旅行や体験(今の思い出へ)

に回せます。

「何かあった時の安心」にお金を払いすぎて、「今しかない子供との時間」にお金を使えないのは本末転倒だと思いませんか?

実際に入っている保険は?

現在、僕が加入している保険はこちらになります。

1. 生命保険(メットライフ生命)

掛け捨ての生命保険は、メットライフ生命の「スーパー割引定期保険」という保険に加入しています。

健康状態が良ければ割安になります。

また、保険金額と保険期間をカスタマイズできるので必要な分だけ保険をかけることができます。

契約期間:20年(50歳まで)
保障:1000万円
保険料:1420円/月

新米パパくん

生命保険は僕が亡くなった時、子供の大学の学費として使う予定です🙌

参考:https://www.metlife.co.jp/products/life/sslt/

2. 就業不能保険(SBI生命)

続いては就業不能保険です。SBI生命の「働く人のたより」に加入しています。

現在フリーランスとして活動しているので、病気や怪我で働けなくなった時のための保険になります。

会社員の場合は補償が手厚いのでなくてもいいかなと思います。

契約期間:30年(60歳まで)
保障:10万円/月
保険料:1880円/月

新米パパくん

ぶっちゃけ必要な保険かどうかと言われると微妙なラインかなと。この保険が降りる状態になる確率はかなり低いと思うので。

参考:https://www.sbilife.co.jp/products/disability/

3. 火災保険

火災保険は現在損保ジャパンのものに入っています。

そろそろ見直そうかなと思っているのですが、そのままにしてしまっています…😭

賃貸の場合、不動産屋から提示される火災保険は割高なものもあるので見直しは必須ですね!

新米パパくん

特に地震保険は保障対象になる可能性が低いので外しておきたいですね🙌

もっと詳しく知りたい人へのおすすめ本

「保険は3つでいいなんて本当?もっと詳しく理屈を知りたい」
「具体的な見直し方を知りたい」

という方は、この本を読んでみてください。今回紹介した考え方のベースになっています。

『本当の自由を手に入れる お金の大学』(両@リベ大学長 著)

YouTube登録者数200万人超えの人気チャンネル発。

「保険」の章だけでも読む価値があります。イラスト図解で、育児の合間でもサクッと読めますよ。

新米パパくん

お金周りで困った時はまず学長を頼りましょう🦁

『この保険、解約してもいいですか?』(後田亨 著)

先ほどの両学長が推薦している保険に関する本です。

読むしかないですね。笑

『お金の減らし方』(森博嗣 著)

お金を貯めるだけでなく「どう使うか」に焦点を当てた本。

「必要なものには使い、不要なもの(過剰な保険など)は切る」という価値観が研ぎ澄まされます。

まとめ:保険は「お守り」ではなく「コスト」

子供が生まれると、つい「安心」をお金で買いたくなります。

でも、保険会社ビルがなぜあんなに立派なのか?

それは私たちが高い手数料を払っているからです(笑)。

「公的保険」+「最低限の民間保険」+「貯蓄(投資)」

この3本の矢で備えるのが、現代の子育て世帯の賢い戦略です。

ぜひ一度、保険証券を引っ張り出して見直してみてくださいね!